PDF新聞

普通の競馬新聞と大きく見た目は変わりません。
ただし、他と比べて少しオリジナル要素は強めです。
替わりに一般的に入っているけど、ここに無いものもあります。
調教、関係者のコメント、レース見解や展望といった物は一切ありません。
調教やコメントの類いはオッズに出るので、この新聞で評価されにくい馬が人気であれば、きっとそっち方面で評価されているんだろうな、ぐらいに考えて頂ければと。
そんな物が無くとも、この新聞のデータだけで充分戦えます。
実際に走った結果、行われたレース、年単位で集計された実績、これらを基に作成されたデータの方が予想の精度としては当然高いので。

各データの詳細と見方は説明ページがありますので、そちらをご覧ください。
PDF新聞の説明

ここでは特徴的ないくつかのデータを紹介します。

マキシマム指数

いわゆる能力指数です。競馬のデータとしてはあまりにも一般的でどこにでもある。
ただし、他と比べて少しオリジナル要素は強めです。
2度目ですけど。
地方競馬だと着差が本来の力以上についてしまう事が多く、展開や馬場の影響を加味して「盛った」指数にしないと次走以降で使いものになりません。
あるレースの結果を正確に数字に置き換えるだけでは足り無いのです。
そのため人間の手によって、良い意味での加工が必要になってしまいます。
毎日沢山のレースが行われているにも関わらず欠かせない作業。
他の競馬コンテンツでも指数は色々ありますが、その多くが自動処理しただけの、今走に向けて実際に使えるに耐えるか?という部分で微妙なものが多いのは確か。
指数の質という面で優れているという自負はありますし、実際のこれまでの結果でも示せております。
この新聞を使う意義の8割以上は、このマキシマム指数に拠ってます、と言い切っても良い。

指数は2種類あり、近2走以内の「2走指数」が新聞としての印となります。
もう1つが、近5走以内と長目のスパンを対象にした「5走指数」。
2つに分ける事によるメリットは大きい。
でもこの使い所に関しては、事前説明では理解し辛いのがもどかしいところ。
最初の内は無視していてもかまいません。
実際の結果と新聞を見比べる内に分かります。


人間要素

実データを集計しただけのものですが、意外と他では見かけません。
JRAに比べて地方では馬以上に人間が走っています
各競馬場では騎手も厩舎もリーディングがあって序列がついており、その上位と中位、下位の差が半端ない。
いくら能力がある馬でも、騎手で簡単に潰れるし、厩舎によっては滅茶苦茶な使い方をしてしまいます。
より騎手の方が重要ですが、下位の厩舎だとそもそも上位の騎手を乗せられない。

掲載されているのは、
・厩舎の競馬場成績
厩舎の、前走→今走での騎手成績(連続同騎手も含まれる)
・騎手の競馬場成績順位
・騎手の競馬場成績
騎手・厩舎のコンビ成績(これが1番重要)


成績マキシマム指数

馬が走れば指数が付くので、馬柱には当時の成績指数が載ります。
近走で高い指数を安定して出している馬はここでは強い、2走指数(5走指数でも)上位になる。
これが基本。
ですので、見やすいように出走馬中で高い指数は背景色が、オレンジ・青と強調表示されます。

上がり3Fタイムには順位も掲載されています。
タイムだけでは無く出走馬中で何位だったか?は非常に重要。
参考として「前半3Fタイム」も入っています。計算により算出したもので、あくまで参考値となります。

走破タイムは通常、分での表記。新聞にもその形で掲載されています。
ですが、地方は殆どレースが1400m以下で行われます。
100秒未満(1分40秒未満)のタイムが多くを占めるという事。
60秒で繰り上げて分の表記にはせず、秒のままのタイムで扱う方が直感的な場面も多いはず。
指数を中心に考えるようになると、実際のタイムは全く考慮しなくなってきますが、それでもチラ見でタイムを見る時にはこの形式の方が便利に扱えます。
慣れの問題ですが、使っていく内にそれは実感出来ます。


上位3着馬成績

1~3着馬の成績。
馬名の前の「*」は、今走も同レースに出走している馬がいるときに付きます。
自身が3着以内だった時には太文字で表記。
通過順、着差、人気も入っていますが、1番大事なのは右端にある次走着順
3着以内馬が次走でも好走しているようであれば、そのレース自体のレベルも高かったという事。
逆に次走着順が軒並み下位であれば、逆にレベルが低かったと言えます。
高レベルなレースでの5着と、低レベルなレースでの3着、指数で表現出来ない部分の判断もこれで行えます。

上部には、当時の出走馬で今走も出走している馬がいる時に表記される対戦成績があります。
左には同レース出走馬内での順位、右には出走馬数となっており、対戦順位が一目で分かる

ちなみに、このページを作成していた時点では上記の画像で使用したレースは前日時点のものでした。
今では既に結果は出ております。
上のレース結果